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アリシアは立ち上がると
「お黙りなさい。」
と言うと、部屋中シーンとなった。
一瞬その場にいた誰もが口を閉ざして黙った。
男の子の中には、急に音がなくなったかのように喋ってるように口を動かしていながら声が出ないものさえいた。
ベックマンは直感的にアリシアが魔法を使ったと感じたが、彼はその様な効果を持つ魔法を知らなかった。
「いい加減にしろ。最初に言った通り、魔力測定の結果で、侮辱することは許さない。
分かったか?
分かったら早く席に戻れ。」
「２枚目以降が今日から前期末までのカリキュラムだ。
1ヶ月分が１枚のシートになっている。
２枚目の左上端が次の授業だ。
科目名を順番に呼ぶから、該当する科目名が呼ばれたら担当の先生について教室を移動するように。
まずは光魔法から。」
全員科目に従って移動した。
全ての授業が終わって生徒が皆帰ろうとする中、ベックマンはたまたま廊下で出会ったアリシアに声をかけた。
「アリシア・アルバ。
今日は大丈夫だったか？」
「何の事でしょうか？」
「今朝、魔力測定の結果を返した時、男子にからかわれたろ。」
「その事なんですが、少しご相談したい事があるのですが、よろしいですか？」
「分かった。そこの空き教室で少し話そうか？」
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