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人生の選択が人格をつくると言う事か。
ソウヤとアスカ(俺)では、
既に人格に違いが出来ているのかも知れない。
「所で聞かせてくれるか。
タイムパラドックスをどう解決したのか?」
ソウヤは答えた。
「つまり過去を変えずに事実だけを変える。
過去に起こった事実を変えずにイリアを入れ換えるんだ」
それはつまりは生け贄を必要とするんじゃないか?
「まさか別次元のもう1人のイリアを使うのか!?」
確かに別の平行世界のイリアを連れてくるか、
同じクローンのアンドロイドのイリアを使えば可能ではあるが・・・
そのイリアもイリアなのだ。
ただ記憶と経験が違うだけのイリアなのである。
俺は悪魔に魂を売ったのか!?
それとも自分の記憶の無いイリアは、
人権を考慮するに値しないとでも言うのか?
「ダミーのイリアを使う。
実はまだ起動してないスペアーのイリアを見つけた
。
生命活動はしているが、まだこの世界に生まれ生きた記憶はない。
そのイリアに自律神経を壊すウイルスを忍ばせる。
時間がくれば生命活動を停止するように。
実は死んだイリアもこのコンピューターウイルスに感染していた。
イリアがナビに人格と記憶を移した様に、
ナビのほうも致死性のウイルスをイリアに
送っていたんだ」
俺はソウヤに質問した。
「それで仮に過去でイリアを入れ換えれたとして、
その彼女も既に死のウイルスに感染しているんじゃないのか?」
そうイリアを交換するには、
彼女が気を失った後でなければいけない。
そうでなければイリアの行動が変わってしまう。
過去を改変してしまうのだ。
それはイリアが殺人ウイルスに犯された後を指す。
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