超古代兵器(第Ⅰ部=投稿小説部登場)

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ラーの眼(イレト・ラー) ※太古の昔、エジプトに入植した異星人〝ラー(びと)〟の造った機動兵器「神の眼(イレト・ネチェル)」の内、人類抹殺のために建造された一群の最新鋭機。5体存在するらしい。  「ケプリ機関」という太陽の力(核融合)を秘めた炉を動力源とし、細胞のような金属でできているため、自己修復が可能。  操縦室はオシリスの背骨を表す「ジェド柱室」と呼ばれ、ヘカ管(牧杖)、ネケク管(殻竿)という左右の操縦管に加え、「偽扉システム」なる脳波を読み取る装置を用いて、「アク(魂)接続」という操縦者と機体の感覚をリンクさせる特殊な操縦方式をとる。  そのため、操縦性は高いが、機体が傷つくと操縦者も同様の傷を負うこととなる。  また、いわゆる「鍵」となるアンクを使って、ある程度なら簡単な遠隔操縦もできる。 ・セクメト……  ラーの眼(イレト・ラー)の二番機で、実際に人類抹殺計画に投入された。  黄金に輝く装甲。ライオン形態に変形でき、多節鞭にもなる睡蓮形の刃を持つ鞭、強烈な火炎を放出する特殊兵装「ウラエウス」を装備。  レトポリスにあるセクメト女神の儀式用の墓「セクメティウム」に埋蔵保存されていたところ、メルウトが女主人(操縦者)となる。  他の ラーの眼(イレト・ラー)同様、様々な追加兵装があり、物語が進むにつれ、装備して使う。 ・テフヌト……  ラーの眼(イレト・ラー)の一番機で、人類抹殺計画に投入される予定だったが、システムに不具合があり、セクメトに役目をとって代られた。  銀色に輝く装甲。ライオン形態に変形でき、多条鞭、粒子光線を放つ特殊兵装「ウラエウス」を装備。  レオントポリスの神殿地下よりアメン神官団が発掘し、アルセトが女主人(操縦者)となる。  第一部(投稿小説部分)でセクメトに破壊され、ナイルの流れの中に消えるが、じつはアルセトとともに青銅の人(ギリシャ人傭兵)に拾われ、回復の後のアルセトに脅された彼らにより、ギリシャ式鎧風の青銅の装甲を追加装備する。一見、単純な改造だが、ラーの眼(イレト・ラー)が傷つかなければ女主人へのダメージもないため、一定の性能向上に繋がった。
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