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「君はダメじゃない」
私が言うと君は口を尖らせる。
「僕は勉強もできない。スポーツも出来ない。ゲームも面白い話だって出来ない。こんな僕のこと、君はどう思う?ダメな人間だって思うでしょ」
どれだけ悲観的な少年なんだよ。今思えばおかしくて仕方ないね。
「ダメじゃない。君は強い人間だ」
私は心から思ったことを君に告げた。
「僕の何処が強いんだ」
「君は強い。何度打ちのめされても、まだ負けていない。勝つまで負けないんだよ」
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