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 学校のシーン。女生徒は少年に対し、兄を誘い出すことに成功したかどうかを尋ねる。少年はあきらめたことを話す。また、人形屋にはもう関わらないことも。  兄を好きな気持ちはどうしようもないが、いつかは無くさないといけないものであること、もしかしたら気のせいで、やはり只の憧れであるかもしれないこと、そのうち時間が解決してくれるであろうことを話す。女生徒は腑に落ちない様子。  (ここで、女生徒の思いをぶつけたい。人形屋の過去にまつわるエトセトラを匂わせ、女生徒が変われることができたこと。世界が違って見えるようになったこと。)  女生徒の言葉に少年の心は少し揺れるが、少年はあきらめることを選択する。  担任に呼び出される女生徒。ノートを学校で写させる、というのは少年の罠であったことを知る。恨み言を言いながら拉致される。女生徒はそのまま早退したのか、学校で姿を見かけることはなかった。     
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