小説プロット「マリーの部屋」第一章

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未来。ロボットの技術は進み徐々に人間に近づいていた。人々は現在の携帯やパソコンに代わりロボットにすべての機能を統括させ、今では一人一台のパートナーロボットを所有する時代になったのだ。そして人間のすべての機能をロボットに組み込むまであと一歩届という時代 地下にある実験室に一人の少女が幽閉されていた。この部屋を出ることができない彼女の唯一の楽しみは外の世界のことを教えてくれる姉の結衣に、自分が唯一見ることができる音色という色を見ることであった。 東墨東署の里中は現場百回を信条とする現場たたき上げの刑事である。そしてパートナーロボットのマリは、型落ちのロボットをベースにスクラップパーツをかき集め友人に作って持ったおんぼろロボットであった。現代の警察は警官一人に一人に対し、それを補助するパートナーロボットを同行し捜査することが義務付けられ、不正捜査や、早期の現場保存、手掛かりとなる情報を統括することに利用されている。パートナーロボットには事件現場と全く同じ状況をVRで再現する技術が導入されており、現場に向かわなくても捜査ができるようになっていた。しかし里中は現場百回を信条とする警官であり、現場で中れば、本物でなければ感じられないことやわからないことがあるといい、データでしか物事を判断できないロボットであるマリと衝突するのであった。しかし長年連れ添ったロボとである点やすぐにオバーヒートやエラーを起こすという部分におっちょこちょいな人間味を感じ行動を共にしていた。 鑑識の田中はかつて白い布にくるまれた肉をミンチにしろとロボットに命令したところコックコートを着た飲食店経営者を切り刻み、ロボット初の殺人事件に発展し、今ではコックコートは食物にあまり使用されない青色に染められるようになったという話を思い出し、買い替えを進めるも。里中は理由があるとして買い替えようとしない そんなある日、大量のカラスの首なし死体が見つかる事件が起こる。里中は悪質ないたずらとして捜査することになる
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