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私にとって死というものは
とても身近で
まるでいつも隣に
ぴったりと寄り添っている影の様に
やたら愛着のあるものとなった。
そして
初体験が一番大きな衝撃となってしまい
未だそれを超える大きな死が無い為
他の人間がいくら死のうが
私にとってどうでもよい事となってしまった。
我ながら
それは流石に壊れているのではと
思う。
人の死は割と数多く経験した気がする。
祖父母
母方、父方の血縁類
友人。
葬式は山ほどあったが
自分でもどうかしていると思う程
無感情だった。
友人の死は
それなりに堪えたので除くが。
ただ、現金と時間がもっていかれる
煩わしい儀式のようにしか
思えなくなっていた。
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