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自分が何をされたのか知ったのは
母の帰宅後、私が、知らない男に触られたと話し
「痴漢にあったらしい」と警察に通報した事で
そういう目にあったのだと判った。
そして“痴漢”という単語の意味も。
警察は、現行犯でないことや
被害者が子供であることから
まともな捜査はしてくれなかった様だ。
犯人の特徴を覚えていて、説明できる。
私は電話口でそう話したが
警察は、子供のいう事だから
どこまで正確かわからない
と。
殆ど聞く耳をもってはくれず。
その後、犯人が捕まったと言う話も無い。
警察よりも、小学校の校長の方が
親身になって何度も話を聞いてくれた。
自分がされた事は怖い事。
それを自覚したのは事件の数年後、
二度目の被害にあった9歳の時だった。
それにしても今思うと
あれは痴漢ではなく強姦であった様に思うが
母には“体を触られた”事しか話していないため
あくまでも痴漢という認識だろうし
だからこそ大騒ぎにもならなかった。
今後も、その犯人たちが法の元
裁かれる事はないだろう。
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