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私がショックで一言も口を聞けなくなった事で
赤い二重線で潰され、横に別の文章が書き加えられた
添削だらけの12枚分の原稿が母の目に入り、
コンクールに出品するための
「父の死を経験した可哀想な子供」の物語を作るという
特別授業は免れたが
わざわざ、作文コンクールで賞を取る為に
我が学校に呼ばれた特別教師からも
どうやったらそんな言葉がでてくるのかという程
こき下ろされた。
その教師は学年主任職であったが
私の卒業後、
各学校で、数々の子供たちに作文や習字等で
賞を取らせた優秀な教師として
他校に移動し教頭となったと地元広報誌にて知った。
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