罠に嵌められた元姫。

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ひ、酷い……。 「二度と俺の前に現れるな。 次も同じ事をやったら絶対に許さねぇ」 私は、ただ泣いていることしか出来なかった。 するとその時だった。 「由佳!!大丈夫か?」 えっ……? 幼馴染みの隼人が慌てたように現れた。 「は……隼人?」 隼人は、私のところに駆け寄り 匠を睨み付けた。 「おい、匠って野郎。 何で信じてやらねぇーんだよ!? 由佳は、お前の彼女だろ」 私を庇ってくれた。 「幼馴染み君か……はぁっ? お前には、関係ないだろう。 コイツは、俺を裏切った」 「だから違うって言っているだろう。 俺は、コイツの幼馴染みだから分かる。 由佳は、絶対に嘘をつかない」 隼人……。
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