あらすじ

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 人間の代わりに機械が働き、戦争し、一度亡びかけた世界。ロボットの第四世代「人間狩り」と第五世代「鉄騎」による過激な戦争で、世界の大部分は荒廃していた。  廃棄都市の一区画で修理屋を営むカノンはある日、スクラップ場で鉄騎と呼ばれるロボット・ガルドルと出会う。ガルドルは記憶を失っており、右肩に三本の杭型ドライブが刺されている。行く当てのないガルドルと一緒に、カノンは本業の傍ら、なんでも屋を営む。  ある日カノンの修理屋を傷だらけの男が訪れ、「人間狩り」のロボット撃退を依頼する。男から聞き出した居住区に向かった2人は人間狩り・アロールと対峙するが、敵の猛攻に追い詰められた2人はカノンの工房まで逃げ込む。開発中のエネルギーライフルで反撃するも、装甲を貫くには火力が足りない。そこでガルドルは右肩の杭型兵装「Dパイル」の本当の使い方を思い出し、エネルギーライフルと連結、過剰出力で発射。敵を倒すものの、ガルドルは右腕を壊した挙句にカノン宅まで爆破してしまう。  家を再建する間、仮の住まいを探すカノン。その間、修理ドックで待機していたガルドルは鉄騎・エルミナに襲われる。なすすべなくハッキングを受けるガルドルだったが、彼女はガルドルの拘束を解く。2体の鉄騎はかつての知り合いだった。一方、残る「人間狩り」の3体は鉄騎ガルドルの存在を脅威と認定。直接対峙しても勝算が薄いと判断し、カノンの誘拐計画を実行に移す。  その後、カノンを拉致した連絡がガルドルに届く。エルミナのパートナー・レオルドが急ごしらえでガルドルを修理し、2体の鉄騎は敵地に乗り込む。人間狩り2体を撃破するも、最後の1体・レックスは強大だった。ガルドルがレックスを足止めする間、エルミナはカノンと新造武器を回収しガルドルに届ける。ガルドルはDパイルをすべて解放し、新造武器でレックスを撃破。その後、カノンは家の再建資金を持ってガルドルと旅に出ることを選ぶ。「知らない機械をもっと見たい」「お金を稼いでステーキを山ほど食べたい」というカノンの夢を叶えるため、2人は廃棄都市の外の世界へ向かう。
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