初夢大会の巻

6/23
前へ
/635ページ
次へ
『そんでまたある時は、「待たんかいっ!お、俺を殺す気かっ…!」 何回イケるか興味あるじゃん』 山崎 「俺のは早着替えショーやないっちゅうねんっ! 変装する事でいかに敵を欺き、情報を引き出すかにかかっとんねんっ」 『おっと!正体がバレたっ!ここは隠れ蓑術っ』 山崎 「はぁっ?いやあの……『早くっ!』…えぇー……無茶ぶりもええとこやん…」 山崎は近くにあった風呂敷を広げ身を隠してみた。 一同 「唐草模様の風呂敷って……痛々しすぎる…」 山崎 「見ないで……」 『ガッカリだな……変態ダメ忍者…』 山崎 「俺は忍者じゃねぇぇぇぇぇっ!」 号泣しながら駆け出した山崎にラグビーボールがパスされた。 そしてバックミュージックはもちろんスクールウォーズのヒーローである。 駆け出したはずの山崎だったが、いつまでもその場で走り続けている。 山崎 「なんで進まへんのやっ!」 『ルームランナーの上だからである。』 山崎 「うおおおぉぉぉっ!夕日のばっかやろーーーーっ!」 青春ドラマとは切ないものである。
/635ページ

最初のコメントを投稿しよう!

328人が本棚に入れています
本棚に追加