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主人公たち生徒は親友の死に酷くショックを受け動揺する。それを先生は落ち着かせながらも「獣はまた襲来する。その時あなたたちの誰かは彼と同じように戦わなければいけない」と覚悟を求める。 主人公が家に帰ると、両親が出迎える。やさしい大好きな両親。主人公が昼間の出来事を話す。「獣」の襲来。そして親友の死。両親は「つらかったな」と親友の死を悲しみ主人公を抱く。だが「獣」はお前たちが倒さなければならないのだ。という。そう父が言った瞬間、主人公には両親の姿が一瞬、ほんの一瞬だけ白無垢の人形に見えた。ヒトのカタチの人形。顔はまんまるで、全身真っ白な起伏の無い人形に。 「どうかしたの?」 「ううん」 主人公が目をこするといつもの両親だった。疲れているんだろう。そう言い聞かせて主人公はベッドで眠りについた
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