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宇宙人との戦いであることを知りショックを受ける主人公たち。オトナみんな知っていたのか?なぜ僕たちが戦わなければいけないんだ? 数々の疑問が浮かび、そして生徒たちは激しく意見を交わしあった。 「また獣が来たら……次は誰がロボットに乗るんだ……」 誰かの一言にその場が凍りつく。 自分は絶対に乗りたくない。かといって誰かに乗れとは言えない。ロボットに乗って戦った二人は共に死んだ。死ねというようなものだ。でも、次獣が来たら、自分が乗れと言われるかもしれない。それは嫌だ。死にたくない。 各々が同じ考えを抱きながら俯く。 結局、「次は誰がロボットに乗るんだ」という言葉に対する答えが出ることはなかった。 アラームが鳴り響く。 「まさか……」 みんなの前に先生が現れる。 「獣が現れたわ」 生徒たちは絶望の表情を浮かべる。女子の中には「もういやだ」と泣き出す者もいた。 しかし先生は平然という。 「あなたたちの中にロボットに乗って戦うと立候補してくれる人は……」 「先生、二人じゃダメなんですか?ロボット2体で一匹の獣と戦えば勝てるかもしれないじゃないですか!」 「それが出来たらやっているわ。誰か、いないの?じゃあ、あなた。あなたがロボットに乗りなさい」 「えっ」 指名されたのは、主人公が好意を寄せていた女の子だった。 「そ、そんな。私がロボットに乗るなんて……戦うなんて……そんなの……」 「じゃああなたが代わりに誰かを指名しなさい」 「そんな……」 女の子は俯く。生徒たちも死神から顔を逸らすように顔を下に向ける。 「僕が乗ります。だから◯◯さんのことはもう指名しないで下さい。お願いします」 「えっ」 それは主人公が放った言葉だった。 「わかったわ」 女の子が呆然とする中 「行ってくる。絶対に戻ってくるから、待ってて」 「待って……嘘……◯◯君!?やだ!いかないで!」 主人公は先生と共に生徒たちの前から姿を消す。
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