南部一族／花子の戦い

あらすじ 登場人物 第一話のシナリオ

西暦２０２５年の近未来の日本が舞台。自国産業保護を目的とする閉鎖的経済体制が各国に広がりを見せ、それにより世界経済は停滞し、日本にもその影響が及ぶ。日本の景気は悪化し、各地で凶悪犯罪が増加する。政府はそういった犯罪に対応するため、江戸の時代より国の陰で犯罪者を取り締まっていた南部一族を表舞台へ上げることとなる。南部一族は内閣の支持率を上げるために、日本防衛戦隊（ＪＤＳ）として戦隊ヒーローのような格好で任務を行わされている。任務をこなすうちに、いつのまにかＪＤＳは、本物のヒーローのような存在となり、日本中で人気を集めるまでに成長。ＪＤＳの本部は新宿区の高層ビルにあり、最新鋭の技術で犯罪を取り締まっている。
第一話　南部花子はＪＤＳの一員として日々悪と戦い続けている。そんなある日、岩倉食品社長の誘拐事件が発生する。花子たちの迅速な対応により事件は解決するが、翌日、転校生の深沢に「お前の正体を知っている」と告げられる。
第二話　花子は隠れてネットアイドルをしており、深沢は花子のファンだった。ＪＤＳの活動がバレたのかと思われたが、ネットアイドルをしていたのがバレただけだった。そんな折、都内で連続殺人事件が発生する。殺害現場に残っていた指紋から、前科者の市川尚也が浮かび上がる。花子たちは市川のアパートに急行するが、市川の人知を超えた怪力に苦戦する。花子たちはなんとか市川を取り押さえる。その後の捜査で市川は、新興宗教団体の神心会議所に入信していることが判明する。
第三話　花子はネットでの人気が伸び悩んでおり、そのことを深沢に相談する。深沢にアドバイスをもらい花子の人気は急上昇する。花子は学校の帰りに暴漢に襲われるが、それをなんなく撃退する。それを深沢に見られたことで、疑念を抱かれる。
第四話　日本で経済会議が行われるので、施設の周辺警護のため、花子たちは駆り出される。青の団を名乗るテロリストが施設を襲撃。花子たちはテロを鎮圧するが、テロリストの中に同級生の少女が含まれていたため、後味の悪い結果となった。
第五話　企業テロが発生。犯人は警察の裏を取り、現金を奪う。花子たちは犯人の更に裏を掻き追い詰めるが、人間を超越した力で反撃され、花子たちは痛手を負わされる。捜査の結果、犯人は神心会議所の信者の可能性が濃厚となる。