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あらすじ
アンドロイドであるハシム(33)の仕事は、同じアンドロイドの死を看取ることだ。
アンドロイドには、寿命が存在しない。
人間よりも優れた生命である、アンドロイドは、いくつかのルールが設けられた。
その一つが「寿命は100歳まで」
100歳になると、役所の職員であるアンドロイドが、対象者の死を見取りにくるシステムだった。
人間のために生まれたアンドロイドは人間のために死ぬことを、生まれながらに刻まれたDNAのように皆理解していた。
だが、彼ら彼女らにも100年生きてきた「自分」がある、アンドロイドの反乱が起きないように、100歳になったアンドロイドたちには、どこで死ぬかを自分で選らぶ権利が与えられたのだ。
そこで職員のカシムたち、アンドロイドの生命管理部の仕事になる。
100歳になったアンドロイドたちの元に向かい、彼ら彼女らの要望を聞いて、最後のサポートをするのだ。
今回からカシムは3歳になった新人カカの研修も兼ねて、ガーロンという対象者の看取りのサポート行うのだが、
カカの天真爛漫さや、ガーロンのわがままな最後の死に方の注文により振り回されることになるのであった。
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