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あるところに、一人ぼっちのツツジと人気者のアゲハ蝶がおりました。
ツツジはずっと一人ぼっちでした。
でも、アゲハ蝶と出会って、とても仲良くなりました。
ツツジはもう寂しくなくなりました。
アゲハ蝶が蜜を吸っている間、ツツジとアゲハ蝶はたくさんお話をしました。
毎日、毎日。
ある時、いつもなら来るはずの時間にアゲハ蝶が来ませんでした。
どこかで寄り道をしているのだろう。
ツツジはそう思って、待ちました。
しかし待てど待てどアゲハ蝶は来ませんでした。
ツツジはまた一人ぼっちになりました。
一週間ほど経ったある日、若いキアゲハが蜜を吸いに来ました。
ツツジは少し寂しさから開放されて、たくさんキアゲハとお話をしました。
キアゲハはその日しか来ませんでした。
次の日、アゲハ蝶が来ました。
ツツジは、なんで来なかったの、ずっと寂しかった、と言いました。
アゲハ蝶は、君だって、キアゲハと楽しそうに話していたじゃないか。と言いました。
ツツジは何も言えませんでした。
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