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自分の両耳を押さえて立っている人物がいた。
黒のスーツを
大人みたいにスマートに着こなしてる
イケメン男子。
栗毛色の髪、少し長めの前髪からのぞく
綺麗な二重。
すっとした鼻筋。
どちらかというと
薄めで形のいい唇。
それに耳に心地よい低い声。
「ったく、なんなんだよ。
うるせえ声出しやがって!
やっぱり、上原 みなみじゃんか」
うそ!
ありえないじゃん。
なんでここにいるんだろ?
これは、ひょっとして、まぼろしーーーー?
思いっきり
自分の腕をつねってみた。
「いたあああああーーーーーー//////」
いたーーーいとの
叫んだ口がムリに
押さえられていた。
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