あらすじ

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○テチス王国 要塞防御陣地 前線(正午過ぎ) 雲を抜けて眼下に敵集団を確認する。 左腕に装備された騎兵用の突撃槍に似た気化弾等が発射される。 ロケット推進で敵機装に向けて飛翔する弾等、敵機装が迎撃の弾幕を張るが突破される。 敵機装が防御障壁盾を構えた瞬間に弾等が起爆。 衝撃波と熱により地上の随伴歩兵が吹き飛ばされる。 直撃を受けた機装の周囲で虹色の保護障壁が爆風によって発光するが、明滅と共に消滅。 障壁が無くなった機装は爆風に煽られて仰向けに転倒する。 その上空を飛翔する雑賀の機装。 ○テチス王国 要塞防御陣地 塹壕(正午過ぎ) 航空支援を確認した塹壕内の兵士達が歓声を上げる。 前線兵士A「来たぞ!来た!来た!俺たちの守護天使だ!!」 前線兵士B「航天機装が来た・・・生き残れるぞ!俺たち!」 ラッパ手が攻撃指令符丁を吹聴し塹壕から兵士達が射撃を開始する。 ○同 破壊されたトーチカ(正午過ぎ) メイ「目標への弾着確認、攻撃の続行を・・・」 指示を出し、僅かに破片の陰から身を乗り出したメイのヘルメットが弾き飛ばされ、 勢い余って後ろに転がる。 隊長「狙撃手!11時方向、制圧射撃!」 隊員達の火器による射撃が行われる。 隊長がメイにかけより抱き起こす。 隊長「おい!しっかりしろ!」 メイ「大丈夫・・・です。弾ははじかれたみたいです・・・」 こめかみから一筋の出血がメイの頬を伝う。 隊長に助け起されながら観測機器に這いより、通信装置で懸命に管制を行うメイ。 メイ「AK104へ・・・敵機装の防御障壁の消失を確認・・・!敵の足は止まっています・・・・・・!」 トーチカ付近で炸裂した砲撃の爆風に結上げた髪が解ける。 その姿に見とれたヨハンが震える片手でメイの姿を撮影する。 (切り取られたシーンが色あせていく) 爆風に髪を煽られながら前を見据える横顔がゆっくりとアップになる。
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