登場人物

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ジャレク ラルフの幼馴染で同級生。メインクーンの少猫。ラルフ同様、調子乗りでありジョーク好き。体格もラルフとほぼ同様で、普段は悪友としてお互いを見ている。荒っぽく粗暴に見せているも、実際には繊細であり心のなかでは小心者。政府の行政や意向に反感こそ抱こうとも、実際に行動を起こそうとまでは思わずに過ごしている。他の猫と同様、人間の存在を知らない。 サチ ラルフとジャレクの幼馴染である三毛の少女猫。二人とは同級生であり、幼少期から二人が悪戯をすれば止めて入り、引っ張り回るようなおてんば。まじめな性格でもあり、成長するにつれておてんばぶりは影を潜めたものの、二人が悪巧みをしそうになるとキッと睨みつけるか、辛辣な言葉で咎める等して世話を焼く。面倒見の良い姉御肌で、ラルフに対して密かに好意を抱いている。 クロシマ 人間の男。身長一八二センチ、体重八五キロ。短く刈り上げた髪型にバンダナを身につけ、日系だが混血により青い瞳を持つ。革命軍『ルミエール』を率いる隊長。曽祖父から引き継いだ禁書により、以前の地球の様子を知る数少ない人物のひとり。 ベル 若干二三歳の歳で王位を継承するになった新国王。髭と体毛がほぼないことが特徴であるスフィクス種の家柄であり、幼少期からの英才教育によって博学。運動神経も良いが感情を表にあまり出さず基本的には無口。内面では情熱さを兼ね備えており、暗に父親である元国王の事故死を疑問視している。 ライアス大佐 豹族の生き残りであり政府軍のエリート。失われた世界大戦により右目を負傷しており機械義眼を着用。四足型ロボット“ジャッカル01-011”で成果を上げ、一人で軍艦三隻を沈めたのは語り草となっている。大柄の体格ながら性格は温厚で、口癖は「なるようになる」「なるようにしかならない」。好物は兎肉の盛り合わせ。趣味はジャズを聴きながら複数のワインを混ぜて飲むこと。 アオサギ 旧帝国の最大権力者。その存在は、生存していれば齢四百歳を越えると言われており、その姿を実際に見たという者は居ない。
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