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妙見灯里「何度見ても格好いい。この角度好き。あともう少し目元が涼やかだったらなあ」
北斗一子「よくばりさん」
呼績禮 「ステラさんって兄弟とかいないの?調べればドンピシャの人出てくるんじゃない?」
妙見灯里「いや・・・それはしない」
呼績禮 「なんで?」
妙見灯里「これだけ最高に近い人がいるのにそれ以上の人がいるとは思えない」
呼績禮 「そう・・・」
北斗一子「なんていうか灯里ちゃん、本当にステラの顔だけ好きなんだね~。この前だってステラの出るイベント誘ったのに」
妙見灯里「だって生身は・・・どこの角度からも見えると変な角度を発見しちゃうかもしれないでしょ!」
北斗一子「握手会も」
妙見灯里「いい。いい。あのほぼ完璧な顔の印象からぶれるかもしれない様な情報要らない」
北斗一子「良い人だよ?番組で一緒になったけど」
妙見灯里「そういうのじゃなくて・・・」
呼績禮 「こだわり強いなあ」
妙見灯里「違うんだよお」
北斗一子「まあ、灯里ちゃんがそれでいいのならいいんだけどね」
呼績禮 「そうね」
妙見灯里「・・・・・・」
妙見灯里(今の状態が幸せ。今のままが一番不安が無い。ただそれだけなのに)
北斗一子「ところで妙見さん。こんな画像は如何でしょう?」
端末を操作し、別のステラの画像を見せる一子
妙見灯里「ねえ、やめよう?そうやって唐突に画像見せてくるの。毎回毎回ヒヤヒヤしてるああー格好いいー!すごいキリッとしてるー良いーそういう感じ好きー!」
呼績禮 (思わず吹き出して笑う)
北斗一子「なるほどー?それではこのような画像はお好きではないですかー?」
妙見灯里「ちょ、ほんとやめ、あああー!かっこういいーー!!」
平田一臣「妙見」
呼びかけられた声に固まる灯里
声の方を向くと、教室の出入り口に平田一臣がいた
平田一臣「少し時間いいか?進路希望調査の事だ」
妙見灯里「・・・・・・・・・・・・はい」
消え入りそうな声で返事をする灯里
一子と禮は応援するように灯里の身体を軽く叩く
場面転換・校内廊下
教員室の扉が開き、灯里が出てくる
妙見灯里「失礼しました」
軽く頭を下げて、教員室の扉を閉める灯里
そのまま足取り重く廊下を歩き始める
妙見灯里(・・・・・・先生を困らせてしまった)
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