第一話脚本

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妙見灯里「・・・まじかー」 妙見灯里(なんでこんなことに!!!!どうしよう?どうしよう!?どうすればいいんだろう!!??警察?区役所?消防署!?えー知らないよそんなの!!だって今まで異星人とそんなに関わったことないし!!ってかよりによって言葉通じないっぽいし!!どこの地方の異星人!!!??いや分かったところでどうすればいいかわかんないんだけど!!!ちょっと待ってバイトの時間あるんだけど!!このまま無視して行く?特徴分かりやすいし誰かなんとかしてくれないかな!?いや、でも・・・) ふるふると身体を震わせ、更に明滅が弱弱しくなる球体 妙見灯里「・・・んんんんー!もう!」 意を決して、球体にゆっくり両手を差し出す灯里 球体は手が近づくと一瞬身体?を震わせるが、少し発光を強めながら明滅しゆっくり灯里の手に近づいていく 遂には灯里の手に球体は触れ、身を任せるようにその両手に乗る 妙見灯里「うわあっ」 妙見灯里(なんか、ぷにぷにもちもちしてる・・・) ゆっくり持ち上げる灯里 そこそこ重さはあるが問題なく持ち上げられた 妙見灯里(とにかく、知ってそうな人に聞かないとどうしようもない。そしてバイトに遅刻する!) 妙見灯里「ごめんね走るよ!」 球体を持ったまま走り始める灯里 球体は一瞬激しく明滅しながらも、逃げずにそのまま灯里の両手に収まっていた 場面転換・喫茶店内 客はおらず、ツーリが机を拭きあげている 窓から灯里が走ってくるのが見えるとその手を止めて店の扉へ近づく 店の扉が開き、球体を持った灯里が駆け込んでくる 妙見灯里「お疲れ様です!」 ツーリ「お疲れ様です、灯里ちゃん。珍しいね遅刻ギリギリとか」 妙見灯里「ツーリさん!」 ツーリ「はいっ」 妙見灯里「異星人との話し方ってわかりますか!?」 手に持っている球体をツーリに見せる灯里 ツーリ「・・・んー」 妙見灯里「あ、いや別に誘拐とかじゃなくて!誘拐に見えるかもしれないですけど!拾ったんです!いや拾ったっていうかこう道でぶつかったんですけど迷子かもしれなくて!」 ツーリ「うん、まず落ち着こうか灯里ちゃん。私も異星人だよ」 妙見灯里「いまそんな冗だ・・・そうだった・・・!」 ツーリ「そうだよ。思い出した?」
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