第一話脚本

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灯里は小型端末を取り出し、斗真へメッセージを送る 灯里『早めに行っても良いですか?』 すぐに返信が戻ってくる 斗真『問題なし』 灯里『異星人っぽいのと一緒でも良いですか?』 斗真『友達?』 灯里『懐かれてます』 足にめり込んでいる球体の写真を撮り、送信する灯里 斗真『なにそれ面白そう』 斗真『大歓迎』 灯里『了解です』 送信したところで、南野が戻ってきて書類を目の前にだす 南野樹「じゃあこれね」 妙見灯里「はい」 場面転換・天隕高校天体観測部室 扉を開けると、天体観測部員がそれぞれ準備をしていた 井原冴子「あ、灯里ちゃん久しぶりー。 北斗一子「・・・本当になんかいる!」 交野悟 「マジだ。うわー何それ」 妙見灯里「分からないんですよねーそれが」 井原冴子「名前とかあるの?」 妙見灯里「さあ・・・?」 交野悟 「・・・決めた。わらびもちそっくりだからお前わらびもちな!」 井原冴子「じゃあ仮名わらびちゃんで」 妙見灯里「いいのかな・・・」 北斗一子「仮でね。きちんとした名前、分かるといいねーわらびちゃん」 能勢斗真「来たか。じゃあ早速屋上行くぞー」 場面転換・天隕高校屋上 天体観測部員がそれぞれ望遠鏡などの準備をしている 灯里は球体を胸に抱え、夜景を眺めている その隣に斗真が歩いてくる 能勢斗真「お疲れさん。災難だったな」 妙見灯里「・・・すっごく疲れました」 能勢斗真「だろうな。まあ、頑張ったな。よくお前が苦手ないつもと違う事に付き合ってると思うよ」 妙見灯里「本当ですよ!!!もっと褒めてください!!!」 大声に気付いた一子が灯里に声をかける 北斗一子「すごいよ灯里ちゃんいっぱい頑張ったよー!素晴らしい!素敵!最高!」 妙見灯里「ありがとう一子ちゃん!!」 灯里の胸元に収まっていた球体がふるふると震えだし、発光が強く鮮やかになっていく それに気づいた灯里は慌てて球体を掲げる すると球体の発光は更に鮮やかに強くなっていく 妙見灯里「え、あ、えっええ!?なにこれ!?降ろしていいの!?なにこれまぶしっ」 井原冴子「え、なに?どうしたの?」 能勢斗真「分からない!大丈夫か妙見!」 妙見灯里「眩しいです!!!」 能勢斗真「安心しろそれは俺らもだ!」
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