『強戦士というより狂戦士とか凶戦士って部類だと思われる。』

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「なるほど、それで監視なんですね」  なんと……なんと健気なのだろう……。  彼女は神代の心の病を察しているのか、決して否定することなく、暖かく同調を示していた。感動だ。目頭が熱くなってくる。 「……あの、大丈夫ですか?」  一人目頭を手で押さえる俺に、馬平さんは声をかける。 「ええ……まあ……」 「悠斗さんの部屋はこちらです。ご案内いたしますね」  先頭を歩く馬平さんと、その後ろをついて行く俺。そしてそんな俺を監視しながら歩く神代。  安穏と殺伐が同居する通路には、俺達3人の足音が響いていた。
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