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放課後、神代と俺は隣町にある件の学校まで来ていた。
正直全く行く気がなかったが、半ば強制連行の如く連れられてしまった俺は、その学校の風貌に息を飲む。
学校の敷地に建てられた壁は、至る所がひび割れ、破損し、その上には数多くの有刺鉄線が引かれていた。校舎自体も相当な老朽化が見え、窓もところどころ割れ、ガムテープで措置されている。
なんというアウトローな学校だろうか。
拳の王とか、新世紀救世主とか出てきそうな雰囲気がハンパねえ。
「おいおいやべえよ……見た目完全に不良が集まり過ぎてる学校じゃねえか……」
「ふむ……この学校はかなり廃っているな」
「冷静に言ってる場合かよ。もうさっさと帰ろうぜ」
「そうはいかない。この学校に戦士がいるはずだ。奴を見つけなければ」
「戦士なら中にごろごろいそうだけどな……」
そうこうしていると、後ろから足音が。
「おうおうおう! 誰じゃいお前ら!」
見れば、これまた古典的な不良というか番長がいた。
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