月日は流れ

2/4
前へ
/47ページ
次へ
ふと思った事がある これは偶然の一致なのか 曾祖父の名前は 貴一郎 祖父の名前は大貴 父の名前が寛貴 そして旦那様の名前は雅貴 みんな(貴)の文字が入るのだ 父や祖父 曾祖父なら 一文字取ってって分かるけど 旦那様も貴の文字 そして貴司 その夜私は貴司の夢を見てた 小さい頃の貴司だった 両親と貴司に私 家族仲良く過ごしてる夢を 両親は今の両親とは違う人…だった 誰だったんだろ そう言えば 昔母が言ってた 流産の話 本当は貴司だったんじゃないかと でも生まれる事が出来なくて 貴司は私の弟になったのかなって 私は何処の子供だったんだろ それから お腹の子は男の子と判明した 貴司と決めてた それを母に言ったら凄く喜んでた 勿論マサくんも その後 貴司を産んだ 似てる…貴司の小さい頃に 貴司 今度こそ幸せにしてあげるからね 絶対寂しい思いさせない 自然にそう言う言葉が出てた 人は巡りめぐって 出会うのでしょうか 母が孫の面倒をみたい こっちに帰ってきてとの要望で 親子三人自宅に戻りました 紗世さんは 曾孫みたいだと 滅茶苦茶可愛がってくれます 貴司の寝顔を見てると涙が自然と流れる (ね…ちゃん ムニャ) (嘘?…) 喃語かも知れないけど 確かにねーちゃんと聞こえた 寝てる貴司を思わず抱っこして抱き締め 起こし…泣かれて (笑) ごめん貴司 仕事復帰は…もう少し後に 今は家族の事を第一に考えてます
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加