壱章

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転生後、俺の名前はアドルフ・ブラッドリバー(愛称:アル)となった この世界に転生してから5年……色んな事があった……… 最初に驚いたのは、母親がアカーシャで父親が奴良鯉伴だった事だ しかも、父鯉伴と山吹乙女の間に子供がいて、俺の姉が増えていた 確かに能力は求めたはしたが、まさかこんな風になるなんて思いもしていなかった しかも、母:アカーシャが魔王の1人になっていた……… これには俺もビックリしてしまい、何度か聞き直した程だ 姉弟妹の上は、桜花姉、亞愛姉、刈愛姉、下は萌香、心愛、リクオがいる そんなこんなで今日は、父の鯉伴と弟のリクオと一緒に散歩したり、いつもの食堂で食い逃げしたりした帰りだ 「アル、おめぇはすげぇな。その歳で高位の実力者になってるって、末恐ろしいな」 父さんは俺の顔を見て染々と呟いた 俺は他の姉弟よりも急速に実力を伸ばし、母や父の実力以上になりつつあった 「そんな事ねぇよ。戦闘経験の差があり過ぎてまだまだ、父さん達には遠く及ばない」 俺はそう父に向かって言った 言った通り、俺の潜在能力だけは母や父以上だが、戦闘経験の差で劣っている為、模擬戦では俺はまだまだ父や母達には負ける事の方が多かった 「………そうか。話は変わるがアル、おめぇに守りたいもんってあるか? 」 「ああ、あるよ」
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