とり

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舞うは上空。 煌めく光を一身に浴びて腕を広げよ。さすれば風の波が、君の体を運んでくれることだろう。 目に写る景色は君だけが得られるモノ。 いつか忘却されし、小さな記憶の欠片である。 己より弱き弱者に狙いを定め、口を開けて飲み込むといい。 その鼓動はやがて、君を生かす一部となり得るはずだ。
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