ほし

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雲の道が連なりて、一つの橋を完成させた。仕事終わりの星たちは、背中を丸めて橋を渡る。 向かうは我が家。陽に照される明るい隠れ家。 夜の終わりを背に感じ、家の扉を開けてみよう。開かれたそこにあるのはきっと、眩しいほどのあたたかさ。 帰宅の挨拶を口にして、疲れた体を横たわらせた。 夜が来るまで一眠り。 今夜もまた、夜空を照らそう。
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