第13話 本音

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「…おまえの本音がもっと聞きたい」 「…んっ…、離れちゃ、やっ、もっと…、もっとして…」 「…可愛いな」 唇が離れる度、何度も何度も求める私に彼は数えきれないほどのキスをくれた。 唇だけじゃなく、額にも、頬にも、耳にも、首にも。 その度に私の体は反応して、甘ったるい声が響き続けた。 彼の与える快楽に溺れて、求めて、満たされて… そしたら不安になって、狂ったようにまた求める。 この繰り返し。 バスルームの中で火照った体は、いつまでも熱を帯び続けていた。
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