椎名家料理史

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椎名家料理史

私椎名薫は代々続く旅館、いろは荘を継ぐため女将である母から日本舞踊、茶の湯を初めとする礼儀作法を、父からは和食を造る細やか且つ鮮やかな技を仕込まれた。 高校を卒業し、母が私に調理師免許を取らせるために入学させた専門学校では和食一本……日本一色だった人生を払拭すべく洋食を専攻にしたのだった。
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