ある昼休憩の一場面

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          スピンオフ「ヘビメタってゆーな」           ちょっと聞いてほしい話があるの ここはとある公立中学校の2年3組の教室。 外はぽかぽかと暖かい春の日差しが室内を明るく照らす。 窓を開けるとさぞ気持ちのいい風が入ってくるだろうけど、花粉症の生徒も何人かいるので、空気の入れ替えにほんの少しだけ窓が開いてある・・・そんな昼休みの時間だった。 生徒たちはそれぞれ好きな席に座り弁当を広げて仲のよい友達とガヤガヤと昼食を楽しんでいる。その教室のひと隅に机を4つあわせて弁当を食べる4人の女子の中に愛音(あいね)はいた。 愛音はこの物語の主人公だが、今回はこの4人の中の一人「行村(ゆきむら)」♀の視点で話が進んでいきます。 愛音「ちょっとさ~聞いてほしいんだけど」 それまで黙々とおかずを口の中に放り込んでた制服を着ていなければ小学生にしか見えないロリっ娘は、そう突然に切り出した。 image=509901461.jpg
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