ある昼休憩の一場面

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愛音「これ私見かもだけど、日本人はさ、このパーソナルスペースの絶妙な距離を保つのがうまい国民性だと思うのね」 ジョナさん「ああ、あの渋谷のスクランブルで誰もぶつからないのが世界で驚嘆されたっていうあの」 愛音「ジョナさん花まるです」 小学生が女性ビルダーに花まるあげてるジェスチャーがシュールだ。 愛音「わたし、そして両脇にいるスマホに夢中なOLと高校生(♂)たちも込み具合にあわせて触れないくらいの絶妙な距離感をお互いに保ってたわけだけど・・・」 愛音「なーぜか!」   「その外人さん、その大きなお腹でわたしの二の腕を猛プッシュしてくるのよ」 一同「www」 愛音「しかも、なんかね春先だというのに半袖ゴルフシャツに含まれた汗が、こちらの服ごしからもわかるくらいシャツが湿ってて不快指数がすごいことに!」 愛音「その湿ったお腹で電車が揺れるたびにわたしの二の腕にプレスしてくるの」 愛音「それだけじゃなくて、その外人さんかなり大柄な人だったんだけど、スマホに夢中でさ、わたしと身長差があるもんだから、『私の頭皮の動画でも撮ってんの?』ってくらい接写距離でスマホいじってんのね」 愛音「それを見ていた佐和子さんが面白がって撮った証拠写真がこれ」 といって携帯に保存してある画像をみんなに見せた。 image=509901142.jpg
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