二人の場所

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それも何となく分かって来た 彼はきっと、先輩を自由にしてあげているんだ 誰と付き合おうと彼女を好きな気持ちに変わりはなくて でも いつかは自分の元へ来て欲しい…… そのために高槻楓音は特定の彼女を作らない 彼はエスカレーターに乗る事無く 彼女を待っているんだ 旧校舎の秘密の場所 そこで会ううちにそれは確信に変わった 彼は時々、遥先輩の話しをするようになったから 本当はとても一途で純粋な人 それを知ってるのは私だけ。 私は彼を応援する事に決めた いつか高槻楓音の気持ちが遥先輩に通じて両想いになる日が来る!! 願いではなく 確信してる その時は一番に祝ってあげるんだ! 心から…… だから私は、決して勘違いして舞い上がったりしない! これからも彼の秘密の友達であり 一番のファンでいるんだ!! 勿論、高槻楓音はそんな事知らない 言う必要もない
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