2、一目ぼれ

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2、一目ぼれ

~1年前(中1)の夏~ 吸いこまれてしまうんじゃないかって思うほどきれいな青空。 暖かい優しい風。 今日は、本当にいい天気! 私は今、家から車で30分ほどのショッピングモールに来ている。 ここのショッピングモールはめちゃくちゃオシャレ。 外には噴水や、きれいなお花が植えてある花壇。ここにくるといつも明るい気分になれる。 買い物を終えた私は、先に買い物が終わったお母さんが車で待っているので、駐車場のほうへ向かった。 かわいい洋服も買えたし、ずっと前からほしかった文房具も買えたし、本当に今日はハッピーだったな~! そんなことを考えながら歩いていた。 噴水の前を通りすぎようとした時だった。 私の横をかっこいい男の子が通った。 少し茶色い肌にサラサラの髪の毛。スッとした鼻に輝いた瞳。誰が見てもかっこいい整った顔。 あれ、なんでこんなにもドキドキしているんだろう。 それから、一週間がたち、2週間がたち・・・ ずっと忘れることができなかった。 多分、私、一目惚れをした。
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