あの日

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あの日

僕は今年もこの桜の木の下を、自転車で通り過ぎる。 まだ立ち止まって、桜を眺められないでいる。 …君の記憶がよみがえるから。 僕は君のために何をしてやれただろう? もっとしてあげれることがあったはずなのに。 あの日、君と一緒に桜を見に行けたのに。 もう、あの日の桜は、二度と咲かない。 もう、君はいない。
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