第一章

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. 「閉鎖空間ができるのもあとは時間の問題です 閉鎖空間も今回だけ‥‥とは、決して限りません」 「‥‥わかったよ」 またあの灰色の世界に閉じ込められるのはごめんだからな 俺はポケットに手を入れて携帯を取り出した そしてアドレス帳の中から『涼宮ハルヒ』を探した プルルルル‥プルルルル‥ 『‥なによ』 「明日一緒に帰ろう」 『みくるちゃんと帰ればいいじゃないのよ‥』 「朝比奈さんとは何にもない。勘違いだ」 『あっそ』 「だって、俺はお前の彼氏だろ?」 『‥‥‥』 「じゃあな」 我ながら寒いぜ‥ 「ありがとうございます お陰で閉鎖空間の拡大は止まったそうですよ」 はあ‥明日から涼宮と帰らなければならないのか ややこしい女だ まったく古泉達を恨むぜ .
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