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最高の部活
「さあ! 今日も部活だ。盛田」
「はい! 先輩!」
俺の名前は喜多久須流(きたくする)。地方の自称進学校に通う高校2年生である。
俺は帰宅部に所属している。髪がピンクで身長が低めの女の後輩の引子盛田(ひきこもりた)とともに日々、部活動に励んでいる。
俺は高校一年の後半までバスケ部に所属していた。身長は百七十ちょいくらいで、中学時代は一応試合には出ていた。高校の部活では中学以上に活躍できるようにしたいと入部前は息込んでいた。
しかし、監督のウザさと部活のブラックさに耐えかね退部……いや、転部した。
俺は帰宅部を作った。残念ながら正式な部活じゃないが、地道な活動を続けた結果、盛田を帰宅部に勧誘することができた。
帰宅部の部員は俺と盛田の2名である。部費なし顧問なしの部活である。
「今日の部活は何をするんですか?」
「そうだな......とりあえずまずはは俺の家にどっちが早く着くか勝負だ!」
すると盛田は目を丸くした。
「えー! 先輩より早く家に行くなんて無理ですよ」
「安心しろ、ハンデをやる。ちょっと来い」
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