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次の日。 登校日だった昨日とは違って今日は朝から予約している。 昨日のイケメン先輩は午後からが担当みたいなので、2度と会わないだろう。 あのイケメンさんと同じ空間にいるのは正直疲れるので、内心ほっとする。 ブース内で【プロの家庭教師】のようなおじさんを待つこと数分。 「おはよう、設楽さん。弱点分かったよ。範囲指定と絶対値。昨日の問題集で重点的に解くからね」 現れたのは、朝の陽気と共に爽やかな笑顔を振りまく昨日のイケメン、ことーー(シン)先輩だった。
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