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「そうなんですよゥ。日光に弱いなんてのも言われてますが、あれはデマなんですねェ。ヴァンパイアの本当の弱点は銀なんですよゥ。それをヴァンパイアの皮膚に当てれば、ヤツ等の身体は蒼白い炎を上げて燃え尽きてしまうんですよねェ」
だ、そうだった。
僕はガマさんから受け取った銀を構えて、御神楽さんに向けた。
御神楽さんは明らかに怯えている。
それは自白と同じだ。
「身体に当てますか? 御神楽さん?」
御神楽さんの膝が崩れる。
「ちくしょうッ。貧血だなんて、あの女ッ。ちくしょうッ。最悪ですよッ」
「御神楽さん。自白してください」
「……俺が、ヴァンパイアです……」と、御神楽が、
「……ワタクシも……」とは、支配人が、
「「「「支配人ジョークはもういいッ」」」」
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