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あらかた掃除し終わると、明石がため息混じりに口火を切った。
「マネージャーの言った通りだったな…」
俺に言っているのか、独り言なのか、わからないようなトーンで話す明石。
『なぁ、どーゆーことなんだよ？
すっげぇ頭ん中色々こんがらがってんだけど…』
明石はチラッとダンボール箱を見る。
「お前のマネージャーから連絡貰ったんだよ。
しかも半ベソでな。
"松本さん、普段から本音吐けない人ですけど、最近の松本さんはもう見てられない。
多分ファンレター見たら、ボロボロになるまで泣くと思うんです。
Pioneersのことで本音吐けるのって、世界で明石さんただ1人だと思うんです。
どうか松本さんの所に行って頂けませんか？"
って」
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