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4月20日頃のことでありました。
緊迫状態が続いている島で、恐ろしい銃声が聞こえてきたのでありました。
(ズドーン!!ズドーン!!ズドーン!!)
この時、捜索にあたっていました警察官が遠くで銃声が聞こえたとリーダーの警察官に報告しました。
「課長!!」
「どないした!!」
「課長!!島の北側で銃声が聞こえました!!」
「銃声だと!!」
(ズドーン!!ズドーン!!ズドーン!!)
リーダーの警察官は、向東地区の方に耳をかたむけて調べてみたのでありました。
「ホンマや…聞こえているぞ…」
ところ変わりまして、向東地区の住宅地にて…
(ズドーン!!ズドーン!!)
空き家を転々として逃走を続けていた龍磨は、盗んだ自転車で逃走中に龍磨をおいかけて島にやって来たヤクザ組織の男たちに追われていたのでありました。
自転車の後ろから追いかけてくるブラッドベリーのアウディに乗っているパンチパーマで派手なシャツを着ているヤクザの男が、トカレフの銃口を自転車に向けて発砲していました。
(ズドーン!!バーン!!キーッ!!ドスン!!)
自転車のタイヤに銃弾が命中した後、龍磨はその場に転倒をしてしまったのでありました。
龍磨は、ボロボロに傷ついた身体で起き上がった後にそのまま逃げようとしていましたが、そこへシルバーグレーのヴォルヴォがカレの行く手を阻んだのでありました。
(キーッ!!バタン!!ドカドカ!!)
このあと、車の中からヤクザの男たちが一斉に出てきまして龍磨に殴りかかろうとしていたのでありました。
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