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されるがままの私は真っ赤になったまま、あわあわする 。
恥ずかしさで動けず私は立ち尽くしたまま…
目の前には意地悪な笑顔がある。
「遅刻するよ」
そう言って私の背中を押し出す大きな手。
促された力で私は部屋へと戻ることが出来た。
部屋に着く手前「朝ご飯出来てるからね」と姉の声が追ってきた。
「うん、直ぐ行く」と返して部屋に入った。
せき立てられる様に支度をする。
『考えない、考えちゃダメ』頭の中を駆け巡る…
胸元に手を当て大きく息を吐き、私は部屋のドアを開けた。
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