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キッチンで水を飲んでいるとパジャマ姿で通り過ぎる彼女が視界に入る。
リビングからは見難い位置の僕に、彼女は気付いていない様だった。
彼女の部屋は行き来するのにリビングを通らないと行けなくて、いつもなら気を遣っているはずなのに、無防備過ぎる姿に苦笑い…
簡単な朝食の準備をしていても戻って来る気配がなく、心配して洗面所に向かえば…
大きな瞳が震える様に揺らめいて、戸惑いに開いた唇が震えている。
僕に見られていることも気付かず、驚きで鏡を見つめているその姿が愛おしく可愛く見える。
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