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「おはよう」
突然の声に驚き、一気に思考は声の主えと切り替わる。
鏡に写る私の横に立つ人は…
「お、おはようございます。義兄さん」
咄嗟に声は上ずったものになってしまった。
「美沙ちゃん、朝からサービスし過ぎ。お陰で目が覚めたけど」
クスリと笑い細められる鏡越しの瞳。
その意味を理解するより早く肩に手が乗り体が回る。
直接視界に瞳が写り気付けばパジャマのボタンがきっちり留められていた。
一瞬の事…
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