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ガラガラ、
担任教師が現れる、教壇に両手を置くその姿はイチローのルーティンが如し。
「おーしみんな席つけー、今日は一つみんなにお知らせがありまーす。」
『ウェルカム転校生!!』
「…………もう知ってんのか。そして横木ぃ、鼻血の量エグいから授業までに止めとけよー。」
はぁ、と呆れた溜息を溢して閉じたドアを、また開けた。(百春の心配はあまりしていない)
がらっ、
『!!』
全員の緊張の瞬間が、その人物を見た途端弾けた。
「う、ゎ……」
思わず、俺も小さく声が漏れてしまった。
転校生は、女の子だった。
異常なまでの白い肌、170cmは悠にあるだろう、素晴らしく高身長。
恐らく体重は40kg台、華奢ではあるが素晴らしいプロポーション、出るとこは出て、引っ込む所は引っ込んでいる、
バストライン・ヒップライン・ウエストラインはこれでもかと反り返り、エロスを凝縮した曲線美は見事な砂時計ボディ、見ているだけでクラクラした。
更には人形の如く整った目鼻立ちに豆粒のような小顔、そしてそれに重なる青き瞳。
極め付けは絹糸のようにサラサラの髪が腰まで垂れ、色は白と金の間。天然物のブロンドだとすぐに分かった、
「が、外人さんじゃん…!!」
「やば、可愛いっ…!!」
真崎と瀬戸が鼻血を垂らしていた、瀬戸の鼻血はよく意味が分からないが。
百春と真崎と瀬戸の3バカが鼻血を垂らしている珍妙な状況の中、彼女は可憐に過ぎるその顔で笑顔を作り出してご挨拶、
※百春は違う意味の鼻血(笑)
「山田 花子です、ヨロシク。」
『メッチャメチャ日本人だぁぁあ!!』
もう色々情報が凄すぎて吐きそうになった。
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