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ふと、俺は思うわけだ
何故、生物は生きるのだろうかと
だって、環境を破壊するは生命を脅かすは、良い事など何もない
…そりゃ、環境に良い影響をもたらす生物もいる。だがその生物が完全に環境に好影響だけを与えるモノかと言えば、ノーだ
人間なんて、最早害悪そのものじゃないか
じゃあ、俺は何で生きてる
…死にたくないから
何で死にたくない?俺が生きてて、何がある?
死んだら家族が悲しむから、生きて健康だと喜ぶから
それが俺の存在する意味?いやいや、ちょっと待て
そもそも、存在意義を与えられて、その先に何がある?
うーん、考える程に面白くない
自身の子孫を残す為、その為に生きているというのが生物学的には最も最たる理由だろう
…え、俺って子供産む為だけに生きてんの?
何の為に?
俺が死んだ時、その子から命を分け与えてもらえるワケじゃないのに?
何故、この世に存在する生命は漏れなく余す事なく全てが子孫を残す事を最も大事だと本能に刻まれているのだ?
より快適に過ごす、より長くその生命を全うする。それで良くないか?
いや、よく考えると俺の今までの発言から考えれば長く快適に過ごせれば、何があるっていうんだ?
そりゃあ生物の生存本能的には確かに快適に過ごせるようになる事が良い事だと思う事は至極当然である
…でも、それがイコール幸せ。とDNAに刻まれているのは何故だろう、どんな手を使ってでも自身の生きる周囲の環境を良く整備したい、そう考えてしまう
あれ?じゃあ、何で俺は最初に環境を破壊する事を害悪だと表現したのだろうか
だって、環境も一つの生命だ。それがどれだけ立派に、樹齢1000年の大いなるやら、母なるやら、何やら荘厳でご立派な形で崇め奉られたとして、俺らに何の得がある?
…一種の経済効果くらいだろう、そんなもの。それで救われる人間など、タカが知れてる
環境を守りたいと考えるのは、まぁ回り回って最後は自分達が苦しむ事になるから…だろうな
……あぁ、そうか、なるほどね。
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