1次元ー白金の女ー

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ゴソゴソ、 朝、起きるとすぐに目に入るのは目覚まし時計 かしょ。 「ぅ"し…今日も、アラーム前の、目覚め。」 寝惚け目、寝癖、寝起き声のトリプルコンボ状態で俺はベッドより起き上がる。 「くぁ、」 カーテンを開け放ち、東の方角から差し込む太陽を全身に浴びる。 俺の名前は、【横木(よこぎ) 百春(ももはる)】。 今年で高校2年生となる、普通の高校生である。 容姿は中肉中背、黒い髪に黒い瞳である。 よく漫画に高校生が青髪や桃髪がいるが…あんなんもし居たら普通に浮くから、怖いから、絶対なんか言われるから、てか地毛なら病気っしょ、あれだ、色素変遷症みたいな。(そんなモノはない) 「ふぁ~、腹減った。」 …っと、そんな下らない話はさて置き、朝飯を食べねば、学生の本分たる勉学に勤しむ英気が失われてしまう。 「おはよう百春。」 「はよー、母さん。」 父と母2人、そして2つ上の姉を持つ俺は絵に描いたような一般家庭だ。 父の年収は560万と少し高め、母は専業主婦として家を守り、姉は大学生となり遊び呆けている。 「フジマルー、元気か。」 『わふっ。』 我が家の庭には愛犬、赤毛の芝犬・フジマル号がいる、可愛いったらない。 「百春、フジマルと遊ぶのは朝ご飯食べてからにしなさい。」 「あ、はいはい。」 父に注意され、食卓へと向かう。 俺の朝は、いつもこんな感じだ。
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