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「 黙って座ってVTRを観てたらいいだけだ 殿さまにも出来るんだから大丈夫だ お前は見た目だけならいけるだろう 」
「 そんな事言うなら班長が出てくださいよ 」
「 私は何年だか前に担ぎ出されて出演者の大学教授と本気で喧嘩になってな 私の出演シーンは殆どカットになっていた 局からは二度と来るなと言い渡されている 」
「 マジっスか 」
「 私 あの時 大晦日に楽しみにしてたのにサヤさん殆ど映ってなくて悲しかったです 」
そしてもう1人の若く可愛らしいこの女性は鳥迫月夜、現在百目奇譚編集部でアルバイトをしている。三刀小夜とは生まれた時からの旧知の仲なのだ。
「 そうだ ツクヨちゃんがいるじゃないっスか 」
「 いやいや海さん 私 バイトっすよ 冒頭の紹介で こちら百目奇譚編集部アルバイトの鳥迫月夜さんですっておかしいでしょ クレームきちゃいますよ 」
「 海乃 ツクをテレビなんかに出したら芸能界がほっとく訳ないだろう 絶対にダメだ お前が出ろ 」
「 えェェェッ マジっスか 」
「 この話はお終いだ 本題に入るぞ 冬号のボリュームがイマイチだ やはりこのメンバーじゃ限界がある 」
「 鎌チョさんいないのに編集長まで離脱はキッツいっスよね 」
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