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「 てな具合で店長 ヘルプミー 」
ここは東京都の外れに位置するコンビニエンスストア ”セブンスマート” のお客さんのいない店内のレジカウンターの中である。
壁にもたれかかってだらけきった姿勢で会話をしているエプロン型の制服姿の1組の男女は鳥迫月夜と前角悠吏だ。
「 なんだ月夜君 僕にどうしろと言うんだい 」
月夜の言葉に肩に届くボサボサの長髪に黒のスウェットに黄色いエプロン姿のユウリが答える。
彼はこの店の経営者で店長でもある。
「 だからほんとは怖い話を考えなきゃなんですよ 助けてくださいよ 」
「 さっきの話じゃダメなのかい 」
「 怒られちゃいますよ 怒る人がいないのでやんないとダメらしいです 」
「 そりゃそだな でもそれだと殆どやり尽くされてるだろう 」
「 そなんですよね 逆にハードル上がっちゃって みんなが知ってる話じゃなきゃダメだし 」
「 じゃあ一層の事身内ネタにしたら 」
「 身内ネタってなんです 」
「 ほんとは怖い製薬会社 」
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